自由に書いていいですか?

30代後半おひとりさまの雑記帳

KAN弾き語りばったり#23 3歩進んで何故戻る?に行ってきた。

今夜はKANさんへの愛を綴ります。

 

私には好きな人がけっこういるのですが、KANさんももう10年以上はコンサートへ足を運んでいるアーティストです。バンドのツアーもありますが、KANさんがステージでピアノ1台で弾き語りをするという、珍しい形のコンサートです。毎年楽しみにしているのです。

 

すっかり暑さに負けてしまい、行けるかどうか不安でしたが、「バテたら牛肉だ!」と信じ込んでいるので、ほっかほっか亭で焼き肉重とかいう名前のお弁当を買ってきて、お昼に家で食べて夕方には会場へ向かいました。

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会場へ着くと、開場時間にはもうすでにKANさんはステージにいます。ピアノの練習をしているのです。KANさんのファンというのは本当にお行儀のよい方ばかりなので、ステージで練習しているKANさんに話しかけたりする人はひとりもいません。よく考えてみてください、好きなアーティストが開演前にステージでピアノを弾いているのですよ、こんなことってあります?普通だったら声かけちゃわない?でもお客さんはそれぞれの時間を過ごしているのです。これにはKANさんなりの理由があるそうで、いきなりステージに出ると緊張するからなのだそうです。

 

まだツアーが終わっていないので曲順などは書きませんが、なぜ彼が弾き語りをやるようになったかというと、デビューからしばらくしてフランスへ音楽の勉強をしに行っていたときに、それまでバンドでのライブばかりをしていたKANさんは、いざピアノだけだとろくに自分の音楽を披露できないことに気づいたのだそうで、「10年以上ミュージシャンやってきて、こんなことではだめだよな」と思い、弾き語りのコンサートをやろうと決めたそうです。その理由を聞いたとき、自分の中にもハッとさせられるものがありました。果たして自分には胸を張って披露できるものはあるのだろうか・・・。

 

実はKANさんの音楽が特に好きすぎるわけではないのです。もちろん好きな曲はたくさんありますが、歌詞に心を打たれるとかはあまりなかったのです。そのことについて自分の中で不思議に思っていたのですが、以前、KANさん本人が歌詞について「歌詞は自分が自分のために書いているもので、誰かの共感を得たいと思って書いたことがない」というようなことをおっしゃっていたので、私のとらえ方もまんざらおかしくはないのかなと安心したのを忘れずにいます。

 

KANさんのどこに惚れているかというと、音楽に対する熱心さと、お客さんを楽しませようとするユーモアセンス、まじめに面白い話をする人柄と頭のよさ、そのステージのパフォーマンスと、チャレンジ精神です。彼はこういうことするために生まれてきたのだろうなといつも思います。そこにぐっと心をわしづかみにされています。コンサート会場から出てきた自分は、入る前よりうんと元気になっているし、心は軽くなっているし、小さな悩みなどどうでもよいと思えてきます。いつも元気をもらっています。どこかで恩返しがしたいと思うほどです。

 

最後のほうのMCで「もう56歳になって、いつまで楽しんでこういうことができるか分からないと思うようになってきたので、できることはできるうちにどんどんやりたい」というような内容のことをおっしゃいました。だから「バンドライブがあるなら、今回はやめとこ」とか思わずに、いつも来て!ということをおっしゃいました。ちょっと寂しい気持ちにもなったのだけど、すごく分かるなぁと思いました。年齢にかかわらず、人生はいつ何があるかわからない。だから会いたい人には会いに行って、思いを伝えたい人には伝えたい。と、私も最近思ったことだったので。KANさんに恩返しができるとするならば、毎回コンサートに足を運んでCDを買うことなのかな、それでいい?

 

今日も素敵な時間をありがとう。『素敵』なんて一言で片づけちゃいけないほどの約2時間半。今日も会場を出たら重かった体と少し弱っていた心が軽くなっていました。

 

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